キプロスについて

国旗の由来

1960年8月16日に公表されたキプロスの国旗は、2006年にディテールの細部にデザインの改良が加えられ、変更へといたった。国土のキプロス島の地形が黄系色によって国旗の中心部分にしっかりとデザインされている。この黄系色は、キプロスの特産である銅(主に黄銅)をイメージ、表している。そのキプロス島の地形の下に配置されている葉は、ギリシャ民族とトルコ民族を表す葉っぱのついた二本のオリーブの枝であり、民族の共存、協力、平和を表す。 キプロス共和国では、常々といっていいほどにギリシャ系とトルコ系の対立が絶えないこともあり、ギリシャの国旗のイメージカラーである青とトルコ国旗のイメージカラーである赤は意図的に使用が避けられたともいわれている。1974年におきたキプロス紛争以降のキプロス共和国は、公で国際的に国家承認をされているキプロス共和国と、トルコのみが承認をしている北キプロス・トルコ共和国に分断されている。そしてこの3色の独創的な国旗はキプロス共和国のものであり、北キプロス・トルコ共和国とはなんら関わりはない。

国旗の特徴

それはとてもとてもシンプルでいながらも、特徴をしっかりと誇示している。そして思想も難解ではなく、わかりやすくやわらかく解かれているキプロス共和国の国旗。 ベースは白。真っ白なベースに黄金モチーフとされている黄系の単色模様は島の形を象っており、ささやかでありながらも主張は感じられる二本のグリーンはオリーブ。 国旗全体で見ると、控えめなデザインともいえるが品格はしっかりと感じられる仕上がりとなっている。 たとえるなら、一皿の高級フランス料理のような様相がうかがえある。 ベースの白は色としての主張ではなくあくまでもキャンバスの役割を担っており、その上に黄金モチーフの黄系色とグリーンのやわらかいマッチングがとても妙である。 あまり他に類を見るデザインではなく、その独創性あふれるデザインは世界の国旗の中でも指折りの個性といえる。

国旗の色の意味

キプロス共和国の国旗の色は3色。白色と黄系色と緑色。 ただし、白色においては、たとえばフランス国旗のトリコロールにおける白色の役割のような1色として他の色との肩の並べ具合いの並列ではなく、ベースとしての白色。あくまでも黄系色と緑色のベースとしての役割を担っている。 国旗の一番のメインとして中央にある黄土色のような黄系色は黄金のイメージで、その黄系色描かれているのは、国そのもの、キプロス島をあらわしている。そしてこの国が銅の産地であるということを示すカラーとして黄系色を用いている。そして緑色は葉をつけた2本のオリーブの枝であり、ギリシア系とトルコ系の住民の協力と共存、平和を願う心がが描かれている。 必要最低限の色の数で国のイメージと思想を個性的で独創的なデザインに仕上がっているキプロス共和国の国旗である。