パナマ

ルイス。

小柄で端正な顔立ち。

ほっておくとすぐにどこかに行ってしまったりする自由人。

無口なため頷いたり簡単なジェスチャーでコミュニケーションを済ませることが多い。

しかし、一応ルールは守ったり、言われたことはしっかりこなすため、根は素直なようだ。

戦闘では自作の篠笛を吹くことで、敵を落ち着かせたり、混乱させたりと支援的な役割が多いものの、いざという時の剣技の腕はピカイチ。身にも止まらぬ速さで相手を翻弄する。

表情一つ変えず、舞うように敵の攻撃を交わしつつ笛を吹き鳴らして敵を沈黙させ、皆の度肝を抜いたこともあるという。

日本のカマモトくんは華麗な剣舞を見て「義経の生まれ変わり」と称した。

夜な夜な運河や浜辺にて一人で演奏しているが、素敵な音色を聞きに行った旗本がその場で眠ってしまう「朝まで浜辺で集団睡眠事件」が頻発しているが彼は全く理由を知らない。

また、世界各国の儀式や祭事に精通しており、バベルラボ内で時折行われる催し事などについても彼が逐一助言しているらしい。

コスタリカのナバスくん、ジャマイカのレイマくんとは同じ楽器奏者として気が合うようで、しばしば言葉を交わさない、音のコミュニケーションを図り、ジャンベ、篠笛、琵琶という異質な楽器を組み合わせた音楽を作っているそうだ。

運河の知識が豊富で無口だが運河や湾の話になると遠くからでもはせ参じてくる地獄耳の持ち主。